留学カウンセラー金谷のブログ

普段留学したい人の相談にのっています。自分の留学の実体験や最新の留学事情を記事にしていきます。

留学時代に出会った友達について語ろうと思う その2

こんにちは、金谷です。

 

先日お話させていただいた留学時代にあったかけがえのない仲間ですが、もう1組ぜひ紹介したい人たちがいます。

 

ryugaku-kanaya.hatenadiary.jp

 

昨日紹介した2人も非常に尊敬できる仲間でしたが、この2人はある意味私の人生を変えたといっても過言ではないですし、今後、生活に関わる話で必ず出てきます。

 

その2人とは

 

九州出身のRくんと関西出身のAさん

 

です。

 

出会いからルームシェアまで

この二人とも最初に留学したClinton Community Collegeで出会いました。関西からやってきた彼らはカップルで、最初は少し会話をするくらいだったのですが、知り合ってから半年でなんと3人で共同生活をすることになったのです。留学生は、寮で生活している時に、これまで両親におんぶにだっこだった私はここでの食生活に行き詰まっていました。学校に行けば、食堂があり朝食・昼食は問題ないのですが、メニューもサブ・サンドイッチ系しかなく寮から学校はバスで30分ほど離れており、夕食もそこでというのは時間的にも栄養的にも満足できるものではありませんでした。そんな中、生活力のあるOくんなどは、そうそうに寮を抜け出し、アパートで自炊という体制を築いていました。車を運転したことのない私は、マウンテンバイクを買って15分かけて寮から、最寄りのファストフードへ行くしかなかったのです。そんな生活に限界を感じた頃、Rくんから「2人で食べても3人で食べても同じだから、一緒にどう」と誘ってもらったのです。非常にありがたかったです。最初のうちは、2人が作る料理を一緒にいただき、後片付けは私が担当するという夕食時のみの分業体制だったのですが、最初の学期が終わったあとRくんから寮を出て3人でルームシェアをしないかと持ちかけてもらい、快諾しました。その後、私が短大を卒業するまでの1年間、2人とは2度の引越しを経て、トラブルもなく過ごすことができました。(ルームシェアや引越しの様子はまた別の機会に詳しく紹介したいと思います。)半年後、2人の短大を卒業しNYCにある4年制大学に編入した後も、日本に帰国する時にアパートに泊めてもらうこともありました。

f:id:kanaya_eccc:20150808155201j:plain

 

 

出会って学んだこと
2人と一緒に生活するまで、恥ずかしながら私は料理はおろか掃除や洗濯さえも満足にできない子供でした。そういったことを全く親に依存していた私が、この出会いによって1人で生きていけるだけの最低限の力をつけることができるようになりました。4年制大学に編入後、卒業し帰国するまでの3年間1人暮らしをしていたのですが、この2人との生活がなければ絶対にできなかったと思います。さらに、当時の私は全くイザコザを起こすことなく円満に2人との同居を完了することができたのを自分の性格や気遣いのおかげだと過信していたのですが、今になって考えると、あの2人の「寛容」「忍耐」こそが、あの生活を成り立たせていたのがと確信しています。合理的に考えれば、カップルになっている状態で見ず知らずの私が入ることの方がおかしいですし、そもそも2人はきちんと生活する力をもっていましたから。自分の足で生きるために必要な知識を教えてくれた2人には、今でも感謝してもしきれませんし、自分も彼らのような「寛容」「忍耐」を持つことができる人間になりたいと思っています。今、一緒に仕事してくれている佐藤くんと一緒に住んでいるのも、2人にもらった機会を何らかの形で返したかったのだと思います。

blog.hagukigyakuten.com

 

blog.hagukigyakuten.com

 

 

最後に
昨日もお話させていただきましたけど、異国にいるときには日本では絶対にありえないような出会いがたくさんあります。私の場合は、単に英語が話せるようになる、学校で学ぶこと以上のものをこの出会いによって学ぶことができました。あなたもそんな素敵な出会いを見つけてみてはいかがでしょうか。