留学カウンセラー金谷のブログ

普段留学したい人の相談にのっています。自分の留学の実体験や最新の留学事情を記事にしていきます。

留学に準備なんていらないと確信する3つの理由

こんにちは、金谷です。

 

これから留学を考えているみなさん、そのうちの99%の方は不安でいっぱいなのではないでしょうか。かくいう私もそうでした。まず、言葉が通じなかったら生活ができない、授業についていけないかもしれない、どうやって留学先を見つけたらいいの?悩みは尽きませんよね。

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そんな不安な人たちのために、提携校システムがあります。これは、半年~1年程度最低限の会話や大学で勉強するためのスキルを日本国内で習得し、提携先の学校に優先的に留学でき、さらにそこでの単位の一部も事前に取得できてしまうというものなんです。

 

凄いですよね。これなら安心ですよね。かくいう私もこの提携校に入ってから留学をしました。

 

 

しかし、

 

 

こんなことに悩むなら、

実はさっさと留学してしまった方が、お金も時間も節約できるって知っていましたでしょうか?

今日はその理由を話したいと思います。

 

コストが高い

この提携校のサービスはなかなか魅力的ですが、それに併せてお値段も相当するんです。大体相場は年間100万以上だと思ってください。これから、2年ないし4年間(単位が取れなければそれ以上)現地の学校で学費がかかるのに、その前にこの出費はすごい負担ですよね。基本的に、学校は生徒に来てもらいたいんです。例え、英語が話せなくても、教育のノウハウもリソースも充実しています。悩む前にまず留学してしまった方がこの余分な費用で車も買えますよ。

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 もし、さらに現地での学費を浮かせたいなら、4年制大学よりも、短大を選びましょう。短大は基本的に学費が非常に低額(半分程度)ですが、日本と違って編入制度がキッチリしているので、そこでいい成績をキープできれば、卒業後もっとレベルの高い4年制大学に編入可能です。そして、そこを卒業すれば、学費を抑えて大卒の資格を取ることができるのです。

 

 

ryugaku-kanaya.hatenadiary.jp

 

※ただし、これも事前にどの単位が編入先でも認められるのかキチンと確認することが必要です。私の場合、短大で取得した半分の単位の移行が認められず結局1年を余分に過ごすことになってしまいました。

 

例えば、私が最初に入学したClinton Community Collegeでは、年間の学費はnon NYS residentで$9,200です。

www.clinton.edu


提携校とほとんど変わらないか安いくらいです。これで、年間最低24単位を取得することができます。最初から4年制大学のBinghamton Universityに行くと、年間の学費はnon NYS residentで$19,590と倍以上かかってしまうのです。

Binghamton University - Attendance Costs and Funding Your Education

 


これが、有名私立大学となればさらに倍ですから、大きな差になりますね。

 

時間がかかる

冒頭に提携校では、予め留学先の単位の一部が取得できるといいましたが、結局認められる単位は僅かなのです。おそらく、英語の障壁が最初からない人を除いたら、どんなに頑張っても国内で10単位以上を取得することは難しいでしょう。(そういう人はそもそもそのまま留学すべきです。)しかも、どちらにしても外国人留学生は最初ESLという留学生向けの語学対策の授業を受けなければなりません。このESLの内容は提携校で行うものとほとんど変わりません。通常現地の学校で普通に授業を受ければ30単位は取得できますから、1年間を使って10単位をとることは凄い時間の無駄なのです。

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手続きのハードルが低くなっている

もう一つ提携校の大きなメリットは、ビザの申請、i20の手続き、大学入学などの事務的な手間を代行してくれることです。これは、未経験者にとってはかなり高いハードルですが、今の時代であればネットで検索すれば、大体のやり方はでています。

www.ryugakusite.com


もう一度いいますが、基本的に、学校は生徒に来てもらいたいんです!分からなければつたない英語でも、キチンと対応してくれます。

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まとめ

100万円という金額と1年という時間とそれらの手間を天秤にかけてみましょう。実際に、お兄さんがこの提携校から留学していたという女の子は高校卒業と同時にそのまま留学し、私と同じESLの講座を受けていました。それが答えではないでしょうか。その時点で、私は浪人+提携校で21歳、彼女はまだ18歳この3年の差はめちゃめちゃ大きいです。(まあ浪人しなければ2年ですが。。。)

 

ただし、工夫は必要です。

 

この方法で、学校の授業についていけそうにないという心配はなさそうだけど、その前提の生活が不安だというあなた、今やすっかり定着したSNSを駆使しましょう。留学生が減っていると叫ばれている昨今ですが、ちゃんと調べれば意外とどこにでも日本人はいるものです。ツイッターやFBなどで行きたい学校や地域を検索すれば、現地に今住んでいる人を探せてコンタクトもとれます。そういう人から事前に情報を得ておけば、家賃の相場観や、スーパーの位置、公共交通機関の有無など、とりあえず生活はなんとかなりますよね。

 

最後に、とりあえず留学行くことは決意しているけど、不安がある人に一言

 

『案ずるより産むが易し』

 

キチンと最低限の対策さえしておけば、とりあえずなんとかなります。そして、私もそうでしたが、その手間を一時的にお金で解決したとしても、その後の人生、いつか自分で同じような手間をかけなくてはならなくなる時がきます。さらに、結局この提携校に通って途中で留学を断念した人もいます。同じ断念するなら、現地の学校に行って断念する方が自分の経験としても多くのものが残るのではないでしょうか。