留学カウンセラー金谷のブログ

普段留学したい人の相談にのっています。自分の留学の実体験や最新の留学事情を記事にしていきます。

留学時代に通った大学について語ろうと思う

こんにちは、金谷です。

 

先日から始まったこのブログですが、私は両親をはじめとする色々な人の協力があって留学という非常に貴重な体験をすることができました。

 

どうやって行きたい学校を選んだらいいのか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

 

そんなあなたに向けて、今日は、私が通った学校とその経緯、紹介したいと思います。

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【短大時代】

まずは、2001年7月~2002年12月まで通ったClinton Community Collegeです。

 

www.clinton.edu

ニューヨーク州とカナダの国境沿いの街であるPlattsburgh市外にある小さな2年制の小さな短大で、もともとホテルだった建物を改造して学校にしたそうです。Champlain湖というアメリカではchampというUMAがでることで有名な湖を一望することができ、本当に風光明媚なところでした。それもそのはずNYCからバスで9時間、街の人口は2万人弱ととんでもない田舎で、冬には-20℃以下になることもしばしばでした。なぜ、こんな辺鄙なところを最初の場所に選んだのかというと、

 

他に日本人が居そうになかったからです。

 

しかし、これは全く私のリサーチ不足でした。私は、最後留学先を決めるときに誰にも相談せず適当に名前の響きとロケーションで選んだのですが、当日空港で待ち合わせをしてみたらなんと東京から3名(自分を含む)、大阪からは9名の計12名と同期だけでもなかなかの人数でした。

 

しかし、その中から本当に信頼できてお互いを高めることのできる仲間が何人もできたので、人生わからないものです。

 

ここは、とにかく勉強をするには最適な環境でした。とにかく田舎なので家賃が安い!郊外に1室を借りたときはなんと$150/月でした。そして、景色がいい!(そこがアピールポイントなので何回も言います)さらには、NYCからは遠いのですが、カナダの国境まではわずか30kmでカナダ第2位の都市であるモントリオールまで、1時間弱で行けてしまうのです。ここなら日本の食材も調達できますし、休日等に遊びに行くこともできるのです。車を持っていなかった私ですが、ここでは友人・知人も多く全く不便は感じませんでした。全くの当てずっぽうで選んだ学校でしたが、アメリカでの学生生活としては最高のスタートが切れたと思っています。

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【四大時代】

その後、Clinton Community Collegeを1年半で卒業した私は、同じニューヨーク州立大学のBinghamton校というところに編入し卒業までの2003年1月~2005年12月の3年在籍しておりました。

Binghamton University - State University of New York (SUNY)


こちらはその名の通り、ニューヨーク州内Binghamton市郊外にある学校で、NYCからは北西およそ200km弱、バスで4時間のところにあります。ここから初めてのひとり暮らしを経験するのですが、Plattsburg市よりは、人口が多いとはいえBinghamton市も人口は4万人弱とまさに地方都市といった感じでした。(ここはまた別の機会にお話します。)娯楽施設もあまりなく、学期末になると、これから休みに入る学生たちが、町の中心のpubのあるメイン通り100mくらいに固まり、少し騒ぐだけという純朴な感じでした。大学もWikipediaによると“そのキャンパスは3.6km²で皇居の3倍以上になる。”とあるように非常に広大で、確かに校内で鹿の親子連れを何回も見た気がします。なぜ編入先にこの大学を選んだのかというと、

 

・Clinton Community Collegeと同じニューヨーク州立大学機構なので、取得した単位が比較的認められやすい。

 

・州立大学という比較的学費が安い学校の中では評価が高い。

 

の他に、もう一つ大きな理由がありました。
それは、一人の教授が在籍されているのを知ったからでした。

その方は、イマニュエル・ウォーラーステイン教授というアメリカの社会学者で、高校生の時に世界史が大好きだった私が先生に勧められて感銘を受けた
「近代世界システム」

という書籍の作者でした。本のあとがきに執筆当時、この大学で勤務されているというのが最後私の大学選びの決めてになりました。結局、教授は直前に同校内にある研究センターへ異動され直接授業を受けることはできませんでしたが、どの授業のレベルも高く、皆非常に勉強熱心でしたので、卒業までの3年間(Clinton Community College卒業時の単位が半分しか認められず1年余分にかかってしまいました。)非常に有意義な学生生活を送ることができました。途中で半引きこもり(学校には毎日通っていました)みたいになったこともありましたが、今ではいい思い出です。(こちらも後で詳しく話したいと思います。)

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【最後に】

という訳で、今日は私が留学先に選んだ学校を紹介しました。どちらの学校でも素晴らしい環境で学生生活を送ることができたと思っています。私の場合はほとんど行き当たりばったりで学校を選んでも運良く素晴らしい学校にあたることができましたが、万が一自分の希望と全然違うところだったら…大変なことになりますよね。しかし、自分で調べるのにも限界はあります。そういう時は、経験者から生の話を聞くのが一番です。いい意味でどんどん利用してください。