留学カウンセラー金谷のブログ

普段留学したい人の相談にのっています。自分の留学の実体験や最新の留学事情を記事にしていきます。

留学先でネイティブに負けない5つの勉強法

こんにちは、金谷です。

 

よく日本の大学受験を揶揄して、

 

「日本の高校生は大学に入るまではかなり勉強するが、大学に入ると全く勉強しなくなる。欧米の学生は反対で大学生になってからキチンと勉強しないと卒業できない。」

 

という意見を聞きます。私は、日本の高校生とアメリカの大学生しか経験していないので、確定的なことはいえませんが、確かにどちらの時期もかなり勉強したと思います。

 

これから留学をしようとしている人たちにとって、

 

大学で勉強をいっぱいする必要がある=英語が苦手だと凄く不利

 

だと思う人もたくさんいるのではないでしょうか。

 

しかし、一概にそうとも言えません。こういった不平等を矮小化する施策がすでに用意されていたり、事前に準備をすることで、ネイティブの学生たちよりも良い成績を残すことは十分可能なのです。

 

今日は私がやっていたネイティブに負けない成績(GPA)を稼ぐ5つのテクニックについて話してみようと思います。すでに卒業してから10年以上経っていますが、意外とまだ使えると思います。

 

 

日本の高校卒業時のカリキュラムの方が進んでいる
これは、実際に留学したことがある人はすぐに納得してもらえると思いますが、日本の高校ですでにやったことをアメリカでは大学でやることが結構あります。つまり、某進○ゼミのように、「あれこれゼミでやったやつだ!!」が、国境を越えてできるわけです。特に理系の数学や化学なんかは顕著です。数学の一番簡単なコースは因数分解からはじめるので、「まだ留学したばかりで、慣れるまでは手っ取り早くいい成績をとりたい」という場合はこれらの教科を学期内で固めるのも手です。

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留学生用の救済措置がある
これは、私も短大時代の時だけの制度でしたので、全ての学校で適用されている訳ではないのでしょうが、テストの時、ダブルタイム(ネイティブの試験時間の倍)と辞書使用可能という制度がありました。これで、基本的に物理的なハンディはほぼなくなりますよね。というか、こっちの方が有利のような気もします。でも、やはりこれで成績をとっても語学能力を含めた能力は測れないのであくまでも最初だけとか、自分ルールを作るほうがいいと思います。それでいい成績をとっても、ネイティブの同級生は絶対にいい顔しません。

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日本語の教科書、参考書を用意しておく
とは言っても、専門的な分野に入ると、早晩高校までの貯金ではやっていけなくなります。そういう時は、あらかじめその教科の日本語の専門書を用意しておき、まずは頭で理解してから英語に直していけば、あとはそれを置き換えていけばいいだけです。今はネットでもありとあらゆる情報がありますから、かなりやりやすくなっているのではないでしょうか。ちなみに、私はEssayの授業でカフカの「変身」に対する考察を提出しなくてはならなくなった時に、英語版を読んでもちんぷんかんぷんだったので、友達に泣きついて国際電話で2時間かけて1冊まるごと朗読してもらいました。(笑)

 

 

 

Essayの書き方をマスターする
ご存知の方も多いかと思いますが、日本の論文と英語のEssayではその書き方が全くことなります。基本的に、各専門分野の授業になってくると、このEssayは必ず求められます。これはかなり厳密な書式が要求されるため折を見てまとめますが、この書式をキチンと理解していないと、いくらいい内容を提案しても全く評価されません

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あとは地道な努力のみ
結局、それが日本語であろうが、英語であろうが、いい成績を出すためにはその本質を理解しなくてはなりません。それには一定以上の時間をかけることも必要になってきます。幸いアメリカの大学は勉強したい学生にとっては非常にフレンドリーです(笑)私が編入したBinghamton Universityも市内で唯一大学の図書館だけは24時間営業でした。

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見直してみると、結局根性論のような気もしますが、そんな時は留学生の意義を考えてみるのもいいでしょう。

 

結局、自国の生徒でない留学生は、受け入れ先の国にとって絶対に必要な存在ではありません。ではどうやってその存在意義を見出すのか?その一つが成績だと思って、私はモチベーションを維持していました。アメリカの大学では就職時にもこの成績(GPA)が非常に重要視されますし、やって損はありません。自分の経験としても、居並ぶネイティブの中で成績1位になる快感はやはりいいものですよ。